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期待の新人は配膳ロボット。経営とロボットの協働。

2021年10月18日

期待の新人は”配膳ロボット”!飲食業界の最前線

この記事では、配膳ロボットに興味がある飲食店経営者の方に役立つ知識をまとめています。配膳ロボットにまつわるさまざまな問題を事前に知ることで、これからの経営とロボットとの協働を考えるきっかけになるかもしれません。

社会情勢が大きく変化した2021年、飲食業界では「配膳ロボット」に関心が向けられています。業績回復の切り札となるのか、さまざまな分野から注目が集まっています。

今回は、配膳ロボットについての基本情報を、次の項目を中心に解説します。

配膳ロボットについての理解を深める内容をまとめています。

配膳ロボットが顧客満足度をあげる

配膳ロボットが顧客満足度をあげる

今日から入った新人の配膳ロボットさんです。みなさんと協働するためのマニュアルをお渡しします。」飲食業界の現場に、ロボットと一緒に働く(協働)時代がついに到来しました。

配膳ロボットとは

配膳ロボットとは、サービスロボットの一つで人と一緒に働くことが前提で開発されたロボットです。現在、多くの飲食店では、

などの改善案が検討されています。これらの問題を解決するために「配膳ロボット」が期待されています。

配膳ロボットの機能

メーカーにかかわらず共通する設計、具体的な特徴を紹介します。

このような機能があります。機種によりこの他にもさまざまなスキルが備わっています。

配膳ロボットの担当業務

配膳ロボットは、人の代わりにはなれません。ですが、パワーを必要とする単純作業を任せられる強力なパートナーになれます。

料理の運搬

配膳ロボットは、できたての料理を客席まで運び、食事を終えたお皿を一度に乗せて洗い場まで運びます。5人分の料理を5往復して運ぶより、ロボットと従業員が一緒に席まで届ければ1往復で済みます。従業員に余裕ができて、メニューの説明をしたり、コミュニケーションに注力することが可能になります。

バッシング作業

飲食業界では、空いたテーブルの食器を片づけるバッシング作業専門の人員を雇うことは珍しくありません。また、新人がこの作業を行うことも慣例です。しかし、慣れてきた頃に腰痛を発症して退職するケースが少なくありません。配膳ロボットは、バッテリーがある限り同じペースで作業できます。

人にしかできない業務を効率化

パワーを必要とする単純作業に向いているのが配膳ロボットの特徴です。テーブルの空いた食器を配膳ロボットに乗せてしまえば、洗い場までの運搬を任せることができます。その間に、テーブルをセッティングすることができるので、回転率アップに効果的です。

配膳ロボットの導入メリット&デメリット

配膳ロボットの導入メリット&デメリット

メリット

などのメリットが考えられます。

デメリット

などのデメリットが考えられます。

今後の展望

デメリットをみていただいたように、人員配置や食器の買い替えなど、変更点が多く出てくるのが現実です。営業を続けながら段階的に導入できるのか検討する必要があります。

ロボットが行動するためには、動線をかなり細かい部分まで考慮することになります。場合によっては、配置換えのみならずリフォームが必要なケースもあるでしょう。

感染症拡大により、大きなダメージを受けた店舗での導入は大変難しいのが現状でしょう。サービスロボット導入による補助金制度などをチェックしていく必要がありそうです。

また、新しいテクノロジーとの融合に抵抗がある顧客も少なからずいらっしゃいます。客離れの可能性も否めません。ですが、時間とともに少しずつ受け入れられていくでしょう。

新しいものに敏感な顧客や子供連れなど、これまでと異なる層の流入が期待できます。なにより、新しい戦略に対して業界のみならず顧客からの興味をひくことは間違いありません。

これから先、感染症との共存や少子高齢化による人手不足の慢性化は避けられません。今後、配膳ロボット導入の本格化が予測されます。補助金制度なども拡大しつつあり、展望は開けていくでしょう。

配膳ロボット導入が産むこと

配膳ロボット導入による効果

配膳ロボットを導入することで、どのような変化があるのか紹介します。

配膳ロボットがもたらす効果

このように、飲食業界が抱える問題を具体的に解決するきり札になる可能性があるのです。

配膳ロボット導入の結果として、

などの効果が期待されます。

飲食店満足度アップ

ここで、飲食店経営のポイントとして有名なQSCHに触れておきます。飲食店満足度の評価の指標には、

があります。

サービスとホスピタリティは、飲食業界では明確に使い分けられています。ここでは、以下のようにイメージしてください。

ホスピタリティは、従業員が創る雰囲気や顧客に応じた対応などをいい、飲食業界では重要な概念です。

なお、QSCA(Atmosphere=雰囲気)という指標を使う場合もありますが、ホスピタリティを使うのが主流です。

数値で測ることが困難な“ホスピタリティ”こそが満足度に影響していることを、飲食業界の現場では多くの人が実感しています。

顧客満足度と従業員満足度

ここでは、サービス業界での業績評価とホスピタリティについて触れておきます。

ホスピタリティ

ホスピタリティー・おもてなし

ホスピタリティは、顧客満足度を上げる最も大きな要因であることがサービス業界の調査・研究で明らかになっています。

そして、顧客満足度と従業員満足度には深い関係があることも分かってきています。

たとえば、ホスピタリティ産業を6年間にわたる長期調査の研究では、従業員満足度と顧客満足度はサービスの品質をとおして関連し、利益と相関があると結論づけました。

(参考文献:鈴木研一、松岡孝介『従業員満足度、顧客満足度、財務業績の関係 ホスピタリティ産業における検証』)

他にも国内外問わず、多くの研究で類似した結論が見出されています。

つまり「顧客」のしあわせは「従業員」のしあわせが創り出すということです。

”顧客満足度と従業員満足度の関係”が明らかになっているとお伝えしました。さらに、大きな視点でイメージしてみましょう。

配膳ロボットと人のしあわせ

このように、配膳ロボットの導入により、

が期待されます。まさに、飲食業界が追求し続けてきた「外食産業=しあわせ産業」の実現です。

まとめ

ここまで、配膳ロボットについての基本的な概要をお届けしました。

このように、配膳ロボットについて知ることが経営プランに役立つ可能性があります。

作業を担当する配膳ロボットの隣に、ゆとりある接客をする従業員。より良い外食の時間をうみだす配膳ロボットへの期待は、今後さらに広がりをみせるでしょう。その先に願うのはいつでも、人のしあせわに他なりません。

サービスロボットについてのご興味・ご不明な点・ご質問などありましたらお気軽にご連絡下さいませ。

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