2022年1月14日
この記事では、配膳ロボットの機種にフォーカスします。配膳ロボットには、機種によって異なる特徴があります。配膳ロボットを導入検討しているオーナー様が、具体的にイメージしやすいよう、Pudu配膳ロボットの特徴を、機種ごとに紹介します。
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Pudu Robotics社(中国深圳)の配膳ロボットは、飲食店を中心に活躍の場を広げています。配膳のみならず、案内が上手なロボットや下げ膳が得意なロボットと、さまざまな種類が現場に合わせて導入されています。また、スポーツ施設や医療施設、図書館など、あらゆるシーンでの利用も広がっています。現在、次の機種が配膳ロボットとしてラインナップしています。
どの機種も、安全技術と優れたテクノロジーを備えています。
PUDUのサービスロボットには、配膳ロボット・下げ膳ロボット・受付配膳ロボットなどが揃っています。店舗にあわせて使いこなせば、きっと素晴らしいパートナーになってくれます。
はじめに、PUDU配膳ロボットに共通している機能を紹介します。
ロボット自身の存在位置を測定、店内地図を作成し、複雑な場所でもスムーズな経路選択と走行をするための技術です。
Image credit: Pudu Technology(普渡科技)
人の視覚を模したシステムで、人との接触事故や、落とし物を踏むなどアクシデントを回避します。
同じネットワーク内で協働するロボットとダイレクトに通信し、最良ルートを互いに決定して移動します。人同士が言葉でやりとりして、効率的に業務をこなすように、ロボット同士でも協調して働くためのしくみです。
サスペンションは、路面の凹凸を吸収して車体への影響を緩和するシステムです。配膳ロボットでは、大切な料理を載せて安定して走行できるよう、左右それぞれの車輪に独立したサスペンションを搭載しています。
配膳ロボットが移動する速さを、1秒あたり50cm~120cmの範囲で調整できます。
Pudu専用Watchとアプリ連携をすれば、遠隔操作・呼び出し・到着のお知らせなどが可能です。スタッフが専用Watchを腕時計として身につければ何番のテーブルから呼び出されたかを他の作業をしているときにもスマートに確認できます。
※一部仕様が異なる機種があります。詳細はこちらをご覧ください。スマート配送ロボット-Pudu robotics
上記のような共通の機能が備わっています。また、Puduの配膳ロボットは、小学生低学年くらいのサイズ感で、親しみやすいデザインが施されています。どんな場面にも馴染む外観で、ロボットが人間社会に受け入れられるよう頑張っているようにも見えますね。
つぎに、前述した共通機能に加えて、機種により異なるユニークな魅力をピックアップします。
KettyBotには、次のような魅力的な機能が装備されています。
飲食店が求める機能が、コンパクトに凝縮された最新の配膳ロボットです。
FlashBotには、次のような魅力的な機能が装備されています。
ビルやホテルなど、エレベーターのある施設に必要な機能が充実しているビル内配送ロボットです。
BellaBotには、次のような魅力的な機能が装備されています。
人間社会に歓迎されるよう、研究し尽されたデザインが魅力の配膳ロボットです。
HolaBotには、次のような魅力的な機能が装備されています。
機体に触れずに指示できるなど、片付け作業などに最適な機能を備えた下げ膳ロボットです。
PuduBotには、次のような魅力的な機能が装備されています。
スタンダードな機能を網羅したPudu配膳ロボットの元祖です。
先に紹介しましたPuduBotは、ビジネスデザインコンセプトにおいて、優秀な製品に贈られる「レッドドット・ベスト・オブ・ザ・ベスト2017」を受賞している製品です。海外の多くの飲食店やホテル、医療施設で利用されています。Pudu社初の配膳ロボットにもかかわらず、圧倒的な成果を残しています。
”PuduBotは、サービス部門におけるロボット工学の可能性を示す魅力的なデモンストレーションです。高機能で、エレガントな外観を披露しています。レストランや食堂や老人の家での注文配達にも使用できます。審美的な設計のおかげで、それは容易に環境の広い範囲に統合する。シンプルで費用対効果が高く、感情にも訴える楽しいデザインの賢明な代替手段を体現しています。” レッドドットデザイン賞:プドゥボット (red-dot.org)より引用
このように、さまざまな機能を搭載している配膳ロボットですが、どれも確かな技術あってこその機能です。配膳ロボットの詳しい仕組みは、スマート配送ロボット-Pudu roboticsをご覧ください。
配膳ロボットの持つ機能を活かせば、飲食店はもちろん、さまざまなシーンで活躍できます。
たとえば、非接触の実現を求める医療現場にて、人を介さず「ホテル療養中の患者様へ安全に生活用品を届ける」のにUV殺菌機能とエレベーター移動を得意とする「FlashBot」が役立ちます。
また、オフィスビルにて「重たい書類や備品を各部署へ届けたい」場合や、介護施設にて「利用者さんはお皿を扱うのが難しいので、下げ膳に特化したロボットを」というシーンでは、60kgの大容量を運べる「HolaBot」が役立ちます。
飲食店では、コンセプトに沿って下げ膳のみ利用するチェーンもあれば、エンターテイメントとして、複数台のネコ型配送ロボットを利用する店舗もあります。ホールの広さや、運ぶ料理の特性(大きな調理鍋を運ぶ鍋料理屋、ドリンクが多いカフェなど)からロボットを選ぶのも良いでしょう。
いずれの場合にも、配膳ロボットは、利用用途に応じて、カバーの有無、トレーの数、走行速度など、カスタマイズが可能です。カスタマイズ方法も簡単にできるので、トライ&エラーを繰り返しながら、ベストなパフォーマンスを発揮できる使い方を模索できます。
今回は、Pudu社の配膳ロボットについて、具体的な機能を紹介しました。店舗の大きさや利用イメージに合わせて導入を検討してみてください。
サービスロボットについてのご興味・ご不明な点・ご質問などありましたら、お気軽にご連絡くださいませ。