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配膳ロボットにサイネージ広告を搭載

2022年5月11日

サイネージ広告を配膳ロボットに搭載、飲食店をもっと面白く!

今回は、サイネージディスプレイを搭載した配膳ロボットについて紹介します。

サイネージディスプレイには、メニュー表示や季節のおすすめ料理などの動画を掲載することができます。店舗により、さまざまな使い道が考えられます。サイネージディスプレイと配膳ロボットの組み合わせに期待されることは、飲食店エンターテイメント性の向上と案内スタッフの負担減少などです。結果的に、飲食店のサービスレベルの向上を図れます。詳しくみてみましょう。

配膳ロボットとサイネージ広告の相性

はじめに、サイネージ機能や魅力について紹介します。

デジタルサイネージディスプレイについて

サイネージディスプレイとは、動画・画像・文字などを、デジタル通信技術を利用して表示するものです。都市部では、ビル壁面の大型プロジェクターなどが目立ち、空港やショッピングモールの案内などには、平面ディスプレイが普及しています。

渋谷のスクランブル交差点にある、大型のサイネージは、いつでも人々の視線をくぎ付けにしています。トップアーティストの新曲PVが美しくリアルに映し出されれば、スマホなどで撮影するファンも多く見られます。

このように、街中やショッピングモールなど、身近な場でみられるサイネージですが、まだまだ動くサイネージは多くはありません。これから、”動くサイネージ”の活躍に期待が寄せられます。サイネージ搭載の動くロボットが普及すれば、多くの場面で活躍できるでしょう。

たとえば、医療機関・空港・駅・大型モール・スーパーなど、暮らしに必須となる施設での案内をロボットが代替することができます。音声だけでは伝わりづらいルート案内も、サイネージにマップを映し出せば、より伝わりやすくなります。

また、美術館・水族館・展示会など、エンターテイメントの場でも、サイネージを利用することで詳しい解説とともに案内が可能となるでしょう。”動くサイネージ”は、暮らしが豊かになるような役割を果たしてくれそうですね!

デジタルサイネージについての説明が少し長くなってしまいましたが、使用シーンのイメージが伝われば嬉しいです。ここからは、配膳ロボットとサイネージについて本題に入らせていただきます。

配膳ロボット「KettyBot」のサイネージについて

PUDUの機種では、「kettybot」にサイネージ機能が搭載されています。このサイネージ機能は、飲食店でのあらゆる役割を想定して搭載されています。「KettyBot」は、55cmの通路を進むことのできるミニマルなサイズの配膳ロボットです。コンパクトなボディに18.5インチの大型サイネージディスプレイを搭載。先進的な外観は圧倒的な存在感を放ちます。

店内を見回るクルーズモードでは、サイネージディスプレイに広告を映しながら、音楽を流し店内を移動します。新商品や季節のメニューなどを紹介できる他、無料のスナックやドリンクなどを紹介しながらお届けすることが可能です。

配膳ロボットが、広告を搭載することは新しい試みです。スタッフに替わり、愛嬌のある配膳ロボットが宣伝することにより、魅力的・印象的な販売促進を叶えます。”動くサイネージ”により、販売促進シーンが、エンターテイメント性のあるものに変わっていくことが期待されます。

国内でもサイネージ搭載配膳ロボットが躍進

国内でも、「KettyBot」の導入が広がりつつあります。

「焼肉の和民」では、サイネージディスプレイ搭載の配膳ロボットを、案内係として活用しています(一部店舗)。メニューがモニター表示されることを活かして、ご案内からファーストオーダーまでの省人化・時短を図ります。サイネージディスプレイには、メニュー動画と店内案内が30秒ほど表示されるよう設定したとのことです。案内が終わったら、自律的に定位置に戻り次のご案内の待機をします。まさに、スタッフ同様の働きを担っていますね!

スタッフの負担が減ることにより、細かな部分まで目が行き届くので最終的にはサービスレベルが上がります。(参考元:PuduRobotics『焼肉の和民にPUDU製ロボット導入について取材!お客様席までの案内から配膳までフルサービスコース』

飲食店におけるサイネージ広告の活用シーン

では、飲食店における具体的なサイネージ広告の活用シーンを紹介します。

案内業務・メニューPR業務

客席までのルートを表示しながら、音声とともに安全に案内することができます。スタッフ不足でも、待ち時間を減らし座席にご案内することが可能です。お客様の満足度アップが期待できます。

また、音声とともに、映像を交えて季節のメニューなどをPRできます。料理の映像とともに紹介できることは、サイネージの最大の強みです。お客様に、おすすめ料理への興味を抱いてもらう効果が期待されます。

ロボット自身の紹介

配膳ロボットについて、現状では「業務効率化のためにロボット…?」と思われるお客様も少なくありません。飲食店に馴染んでいくためには、ロボット自身が自己紹介をすることが大切です。店舗スタッフの一員であることを表示し、お客様からの親しみを得られます。

店舗内で、どのような仕事を担っているのか、どのように利用して欲しいのかを、映像と音声により案内します。自己紹介により、お客様からスタッフの一員として認められることが期待されます。

ワタミでは、広告表示を活用した配膳ロボットの実証実験において次のようにコメントを寄せています。

”先ずは、ロボット自身が担っている作業の説明を視覚的にも表現できることが大切と考えます。今後は、季節メニューの訴求(おすすめ)などスタッフが日頃行っているホスピタリティを出してゆけるといいですね。”(引用元: ロボスタ『「焼肉の和民」が大型サイネージ付き配膳ロボット「Kettybot」の実証実験 配膳と下げ膳、案内にも使用』

ワタミの他、日高屋など大手チェーンでも、サイネージ広告を活かした利用が試みられています。今後、サイネージ搭載配膳ロボットは、さらなる広がりを見せてくれそうです。

サイネージ搭載と配膳ロボットの相性は?

最後に、飲食店での活用方法として、どのようなものがあるかピックアップしてみましょう。サイネージディスプレイと配膳ロボットの相性は大変良く、さまざまな活用方法が広がりそうです。

たとえば、「サイネージにより調理を生中継する」というアイデアがあります。オーダーしたメニューを、職人さんが調理する様子を生中継で見ることができます。さばかれる魚を見ながら席でお酒をたしなみ、それについて会話もはずむでしょう。料理を提供されるまでの時間にも、職人の技をみることができるので、エンターテイメント性も抜群です。これまでにない贅沢な外食体験となるでしょう。

サイネージ搭載配膳ロボットがスーパーで営業

また、「店内の試食販売にサイネージを活用する」というアイデアもみられます。人手不足で、これまでできなかったPR活動を実現するには、サイネージディスプレイ搭載の配膳ロボットがぴったりです。試作品や新商品の原材料や開発ルーツを映像で流したり、音声ガイドを合わせたり、さまざまな可能性が広がりますね。PR活動を自動化することで、店内の活気が戻り、売上アップを見込める可能性があります。

他にも、サイネージを独自でカスタム活用するアイデアもみられます。サイネージディスプレイが搭載されていない配膳ロボットに、独自で用意したサイネージディスプレイを装着して活用する試みもみられます。配膳ロボットとサイネージを組み合わせた使い道は、まだまだ未知数です。今後の動きに注目したいですね!

まとめ

ここまで、サイネージディスプレイを搭載した配膳ロボットについて紹介しました。PUDUでは、「KettyBot」がサイネージ対応しています。サイネージディスプレイには、さまざまな使い方があるので、アイデア次第で活躍の幅は無限大です。スタッフの負担が減るのみならず、サイネージ搭載型の配膳ロボットは、さらなる飲食店のエンターテイメント性向上につながりそうです。

サイネージディスプレイなどのテクノロジーは、配膳ロボットや消毒ロボットなど、協働ロボットと組み合わせることにより、社会に馴染みやすくなるでしょう。たくさんの場所で、協働ロボットと各種テクノロジーが手を組み浸透していく様子が楽しみですね!

サービスロボットについてのご興味・ご不明な点・ご質問などありましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

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